ザ・ゴースト・シリーズ/嘉之助
シャルドネカスク・フィニッシュ
税込み 22,000円
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ザ・ゴースト・シリーズでは初登場となる「嘉之助」。鹿児島にある嘉之助蒸溜所は、2017年に設立。小規模蒸留所では珍しく、形状の異なる3基のポットスチルを導入することで、より様々な種類の原酒の製造に挑戦している蒸留所です。
嘉之助蒸溜所へ赴き、樽を選定したのはふたり。ジャパニーズ・ウイスキーの魅力を世界に発信し続けるジャーナリストであるステファン・ヴァン・エイケン氏と、ウイスキーミュウのスーパーバイザーの山岡秀雄です。ふたりは、2021年11月に、嘉之助蒸溜所を訪問し、複数の樽サンプルの中から、「嘉之助」の個性的な面を魅せてくれたシャルドネ樽で後熟している樽を選定しました。
嘉之助蒸溜所の操業開始翌年、2018年に蒸留されたもので、ニュースピリッツは1stフィルバーボン樽で3年の熟成。のちに、2021年8月にリフィルのシャルドネ樽に移され、2022年4月に瓶詰めされました。
「ザ・ゴースト・シリーズ」として、最後の浮世絵師とも言われる月岡芳年の連作『新形三十六怪撰』(1889-1892年)の中の「さぎむすめ」のラベルを纏い、リリースします。
(ザ・ゴースト・シリーズ/嘉之助)
2018年蒸留。2022年瓶詰。熟成年数3年。
総本数271本。アルコール度数58%。700ml。
原材料はモルト。原産地は日本。
<ステファン・ヴァン・エイケン氏>
ステファン・ヴァン・エイケン氏は、2000年に日本に移住して以来、ジャパニーズ・ウイスキーの調査をつづけ、『ウイスキーマガジン』などで、ジャパニーズ・ウイスキーに関する情報を発信しつづけています。作者の調査、研究の集大成として、2016年に『WHISKY RISING』がアメリカで出版されました。大幅にアップデートした日本版は、当サイトまたは全国書店で発売中。『ウイスキー・ライジング』のご購入はコチラ
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「ザ・ゴースト・シリーズ/嘉之助」 テイスティング・コメント
香り:瑞々しく、魅惑的で、たくさんのフルーツをともなう:缶詰のアプリコット、やや過熟のピーチ、砂糖漬けのオレンジピール、夕張メロン、ジョナゴールド種のリンゴ。またマジパン、デーニッシュペストリー、フルーツ味のハイチュウ、かすかに梅酒。
味:柑橘類の皮のよう(ライムの皮、砂糖漬けのグレープフルーツの皮)で、発泡性がある(自家製のジンジャーエール)アタックがあり、香りにあったフルーツの特徴(オレンジ・ソアベ、たくさんの種類のジャム―アプリコットとプラムのジャム―それでだけでなくブドウの皮とリンゴの皮も)に導かれる。背後にかすかな枝豆。
フィニッシュ:柑橘類の皮の特徴がフィニッシュに強烈に組み込まれていて(いくぶんスダチが表れる)、白胡椒をへて、タイのチリペッパーに変化し、それがいつまでも続く…あたかも終わることのない、ひりひりするような喜びのよう(かすかにメロンもともなう)。
Nose: lush and seductive with fruits galore: tinned apricots, slightly overripe peaches, candied orange peel, Yubari melon and Jonagold apples; also marzipan, Danish pastries, fruit-flavored hi-chu (soft candy) and a hint of umeshu
Palate: zesty (lime zest, candied grapefruit peel) and effervescent (home-made ginger ale) on the attack; leading onto fruit-notes suggested by the nose (orange sorbet, various kinds of jam – apricot and plum jam – but also grape skins and apple peel), and with a hint of edamame in the background
Finish:the zesty notes build in intensity on the finish (with some sudachi appearing), transforming via white pepper into fresh bird’s eye chili, which lingers forever and ever… a seemingly endless tingly delight (with a touch of melon, too).