1985年から『別冊少女コミック』で連載され、今なお多くの読者の心をつかんで離さない吉田秋生の名作『BANANA FISH』。

ニューヨークを舞台に抗争、国家の陰謀、そして魂の交流を描いたこの作品は、繊細な心理描写と壮絶なドラマ性で世界中に熱狂的なファンを持つ傑作です。若きギャングのボス・アッシュ・リンクスと、日本からやってきた写真家志望の青年・奥村英二。異なる世界に生きながらも、互いの心を深く理解し合い、支え合っていく二人の絆は、戦いと哀しみが渦巻く物語の中で唯一無二の光として描かれました。

そんなファン垂涎の『BANANA FISH』をラベルにあしらったウイスキーを2本発売します。

アッシュのラベルにはシークレットハイランド2012。蒸留所は非公開ではありますが、1967年に建設されたジョニーウォーカーの重要な原酒のひとつである、“山猫”が象徴となっている蒸留所です。

シェリー樽熟成のシークレットハイランド2012は、パウダリーで落ち着いた口当たりの中に、シナモンスティックのようなスパイスと、焼き立てマシュマロのような香ばしさを感じられます。わずかにスモーキーさがあるので変化を楽しめる一杯です。

アッシュ＆英二ラベルにはダルユーイン2007。こちらもシェリー樽熟成のウイスキーで、重厚でしっかりとした香りとフルーティーな味わい、黄色い花のハチミツを思わせる柔らかな甘みがあり、加水するとより親しみやすいスッキリとした印象になります。

アッシュと英二の関係性のように、あたたかく、そしてしっかりとした存在感を感じさせるウイスキーです。

心を揺さぶったあの物語を思い出しながら、大切な誰かと飲みたくなるウイスキーです。