漫画界の巨匠であり世界的な人気を博す永井豪が、1972年に、後世に残る２つのヒーロー作品を発表しました。それが『デビルマン』と『マジンガーZ』です。

悪魔の体と人間の心を併せ持ち、人類と悪魔の狭間の中で葛藤しながら戦い続ける主人公の姿を描く『デビルマン』。悪魔がヒーローというホラー色の強い異色のヒーロー作品から、物語が進んでゆくとともに、取り扱われるテーマも深く壮大なものへと昇華してゆき、数多くの後継作品や派生作品が生まれています。

『マジンガーZ』は、天才科学者を祖父に持つ主人公が、祖父の残した巨大ロボット・マジンガーZを操り、悪の組織と戦う物語で、人型巨大ロボットに主人公が乗り込み操縦するというロボットヒーローの先駆けとなった作品です。以後、続々と登場するロボットヒーローものに計り知れない影響を与えました。

『デビルマン』『マジンガーZ』とも、雑誌での連載開始とほぼ同時に、テレビアニメの放送を開始、当時の子どもたちの人気ヒーローとなりました。

そんな2大ヒーローが誕生してから今年で50年。WHISKY MEWでは、『デビルマン』と『マジンガーZ』のラベル・ウイスキーをリリースします。

『デビルマン』をラベルに纏ったウイスキーは「ブレイズ・オブ・グレンリベット1989」。1994年にブレイヴァルと改名、かつては「ブレイズ・オブ・グレンリベット」と呼ばれていた蒸留所。操業中のスコットランドの蒸留所で最も海抜の高い所にあることでも有名です。濃厚なフルーツの香りで、心地よいウッディさに徐々に出てくるトロピカルフルーツ。ストレートで何度も飲みたくなる、と山岡も絶賛する逸品です。

ラベルに『マジンガーZ』が描かれたウイスキーは「グレンロセス1997」。「グレンロセス」は、帆船のラベルのブレンデッドウイスキー「カティサーク」の重要な原酒です。シェリーの影響のない、長い熟成を経た「グレンロセス」のシングルカスクを愉しめます。

珠玉の一杯を満喫しながら目を閉じれば、聞こえてくるあの主題歌や瞼の奥に残る必殺技や戦闘シーン。今宵もこの1本で愉しいお酒になりそうですね。