フリーター・久保田ミワは、超がつくほどの映画マニア。中でも“推し”は敬愛してやまない国民的俳優・八海崇（やつみたかし）である。ある時、八海邸で家政婦を募集していることを知り、好奇心を抑えられず偵察に出向いたミワは、偶然の事故により、マネージャーから本物の家政婦と間違えられ、そのまま“なりすまし”家政婦として、八海邸で働くことになる。

“推し”と同じ空間にいられる、そんな夢のような奇跡に浸っていたミワだが、やがて、なりすました当の本人、美羽さくらが現れ、事態は急変してゆく・・・。

『ミワさんなりすます』は、現在「ビッグコミックオリジナル」で好評連載中です。憧れの“推し”との急接近という誰もが夢想する設定、バレたら終わりの緊張感、 “推し”への愛と罪悪感のはざまで葛藤する主人公など、さまざまなテーマが絡み合うドキドキの展開に多くの読者が共感、昨年秋にはNHKでテレビドラマ化されるなど、人気急上昇の作品です。

この『ミワさんなりすます』ラベルに、山岡秀雄が選んだウイスキーは「アードモア2010」。アードモアは、ティーチャーズのキーモルトとして有名です。「スモーキーにして爽やか」なティーチャーズの特徴は、このアードモア蒸留所によるところが大きいでしょう。かつてはブレンデッド用の生産が主力で、シングルモルトは希少な存在でしたが、近年は日本企業の傘下になり、シングルモルトの生産にも力を入れています。心地よいスモーキーさと、麦芽を効かせた甘くスケールの大きい味わい、ハイランドの伝統的な香味スタイルを象徴するモルトウイスキーです。

是非、味わっていただきたい“推し”の1本です。